香港のその他交通機関

トラムは香港島の路面を走る2階建て電車で、1904年以来走り続けている香港名物の市民の足です。主に香港島の北側の通りを車に混じって6つの路線をゆっくり走り、比較的小刻みに停車駅があります。料金は単一制で、どこからどこまで乗っても一律2香港ドルです。オクトパスカードも使えます。車両も随分古くなってきましたが、このノスタルジックな乗り物にもぜひ一度は乗ってみたいものです。

ピークトラムは、1888年以来、標高373メートルの「ヴィクトリアピーク」を上り下りしている香港の名物ケーブルカーです。ヴィクトリアピークは、古くから百万ドルの夜景といわれて来た香港の夜の景色が見渡せる山頂で、香港島の中環(セントラル)に麓の駅があります。かなりの急勾配を登るため、車両も勾配に合わせて斜めに作られていて面白いです。また、ピークだけでなく途中の景色も見ごたえがあります。運賃は往復で30香港ドル、オクトパスカードも使えます。

九広鉄道(KCR)は、九龍から北の新界を通って中国本土との境界線までを結び、郊外からの大事な足であると同時に、中国本土の広州との間の長距離列車も走る鉄道です。九廣東鐵と九廣西鐵の2路線の他に、新界のベッドタウンを11の路線で結ぶ輕便鐵路(LRT)もあります。LRTは、路面と軌道が組み合わさった鉄道で、1、2両程度の短い編成で住宅地区をくまなく結んでいます。最近では、路線内にある元朗などの古い街並みを訪れる観光客も増えています。運賃はゾーン制で、4~6香港ドル程度で、オクトパスカードも使えます。