通貨

香港では、返還後も中華人民共和国香港特別行政区の通貨として、イギリス統治時代からの香港ドルが使われており、紙幣の大部分はイギリス系の香港上海銀行とスタンダード・チャータード銀行(香港渣打銀行)、中国銀行 (香港)によって発行されています。紙幣のうち10香港ドルと硬貨については、香港特別行政区政府の管理の下に香港金融管理局が発行しています。また、イギリス植民地時代に発行されたエリザベス2世女王の横顔が入ったコインは、今も引き続き市中に流通し使われています。

紙幣は、発行する銀行により図柄はまったく異なりますが、額面によりって印刷の色は統一されているため、間違うことなどの混乱はありません。現在発行されている紙幣は、10ドルが紫、20ドルが青、50ドルが緑、100ドルが赤、500ドルが茶、1000ドルが黄となっています。また、イギリス植民地時代の茶色の5ドル紙幣もたまに見かけることもあり、これも今でも使える紙幣の一つです。硬貨は、10セント、20セント、50セント、1ドル、2ドル、5ドル、10ドルの7種類が流通していますが、今は作っていない5セント硬貨もいまでも流通はしていて見かけます。

紙幣の金額表記も英語と中国語の2種類があり、英語ではドルですが、中国語では単位は元ですが、紙幣表記は「圓」と「元」の2つがあります。。紙幣の表記は、中国銀行とチャータード銀行は「圓」、香港上海匯豊銀行では「元」、政府が発行する10ドル札は「元」で、同じく政府発行のコインで単位表記があるものは「圓」となります。また、新聞や雑誌などの文章で表記するときには「港元」や「港幣」と違う表現となりますからややこしいですね。